2017年公開映画総括

〈とりあえずランキング〉

 メッセージ IT 

 ナイスガイズ ラ・ラ・ランド ハクソー・リッジ アウトレイジ最終章 ゲット・アウト 全員死刑

 沈黙 ドクター・ストレンジ ドント・ブリーズ ムーンライト T2 哭声 ベイビー・ドライバー ハイドリヒを撃て ダンケルク ドリーム ブレードランナー2049 パーティで女の子に話しかけるには オクジャ ブライト

 ザ・コンサルタント 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う キングコング  アシュラ  はじまりへの旅  ライオン 夜は短し歩けよ乙女  スプリット ジョンウィック2 スパイダーマン KUBO アトミックブロンド ノクターナル・アニマルズ SING

 無垢の祈り ハードコア ゴースト・イン・ザ・シェル ウォー・マシン ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス  ワンダーウーマン SW/最後のジェダイ

 インビテーション

 

今年ももう終わりが近づいているので2017年に公開された映画のランキングや感想をツラツラ書き散らかしていきたいと思います。

上を見ていただければ分かると思いますが、今年は新作映画は45本見ました。とは言っても全て劇場で見たわけではなく、例えばオクジャとウォー・マシンとブライトはNetflixオリジナル作品ですのでNetflixで、インビテーションとSINGはオリジナル作品というわけではありませんが1年経たずしてそれぞれNetflixとAmazonPrimeに追加されていたので年内に見ることができました。なので映画館で見た映画、となると40本になりますね。

今年は結構意識的に、去年よりも多く映画を見ようと意識はしていたんですが、思ったほど伸びませんでした。去年は全体160(新作37)、今年は全体182(新作45)。できれば200本、最低でも2日に1本というのが目標だったので、ギリギリ後者を達成できたかなという感じです。1年を通してのモチベーションは高かったように記憶しているものの、やはり今年はゼミやらバイトやら、去年と比べて時間をとられることが増えたので…、まあ、それにしては頑張っているような気もするんですが。(むしろやりたくないことが増えたから反動で映画欲も増していたのかもしれない)

 

今年の映画を総括すると、どれも中々楽しめたような気がします。D以下の映画が8本、Eに関しては1本というところで察していただけるかと思います。

といいますのは、2017年も終わるので言えることなんですが、去年(=2016年)の映画はどれもそんなに楽しめなかったというのがあるんですよね。ブリッジ・オブ・スパイとかハドソン川とか、あるいはレヴェナントやオデッセイなんかの、よくできた映画というか、優等生映画というか(最後のは少し違う気はするけど)、ちゃんとした映画だし多分それなりに面白いんだとは思うんですが、何故かノレず、かといって「ちゃんとしてる」だけに、どこが微妙だのを言語化できず、ネットを探しても、論理的に面白くないよねという話をしている人はいなかったので、おそらくは自分のモチベーションの問題なんでしょうと思います。それ以外でも、叩くために観に行った君の名は。は除くにしても、タートルズやスーサイド・スクワットは免許合宿の苦痛を和らげるモルヒネにはなり得なかったのでマイナスイメージがこびりついています。

今年はDの映画にしても見て後悔した、というのはゴースト・イン・ザ・シェルくらいのモンですし、去年はそれが10本近くあったことを考えると、中々だと思いますよ(?)

とまあ今年の映画をどう見たかと雑な話をしたところですが、個々の感想は後に回すとして、景気よくTOP10を発表することにします。

 

〈TOP10〉

第10位 「LA LA LAND」

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ラ・ラ・ランドです。カタカナだとダサいので原題で書きました。

この映画そのものに深い感動をもらったとか、何か内在化できるようなモノを得たということはないのですが、ぶっちゃけかなりワクワクしたので入れました。予告編を見ただけでも、色とりどりの世界や輝いて見えるロサンゼルス・ハリウッドの町並みに目を奪われますし、サントラもちょくちょく聴くくらいにはハマっています。

故に多くを語れるようなこともないんですが、映画っていいなあという原体験的な意味でこういう映画もいいんじゃないでしょうか。

 

第9位 「アトミック・ブロンド

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バイオレンス・アクション映画枠です。今年見たこの手のアクション映画となると、ハードコア/ジョン・ウィック2/アシュラ/ザ・コンサルタントあたりになるのかと思いますが、全体的なビジュアルのイメージやバイオレンスシーンのフレッシュさ、新しい世界観の提供というところでアトミック・ブロンドに軍配が上がりました。

まず、始まっていきなり顔面ボコボコのシャーリーズ・セロンが映ったところで、「この映画は”リアル”なバイオレンスを見せてくれるのではないか」と大いに期待させてくれますし、実際に身の回りにあるものを使ったなんでもありのバイオレンスシーンが展開されます。僕はよく家にいるとき、強盗が入ってきたら何か使える家具はないかと考えているので「これなんだよな~」と、ついうなずいてしまいました。もちろん敵だって女だろうと構わずに顔面をぶん殴るわけですが、それでセロン姉さんも物語が進むにつれ生傷だらけになって顔も腫れ上がっていくので中々痛そうで辛くもありつつ「こういう”強い女”が見たかったんだよ!」となるわけですよ。

89年のベルリンを舞台にしたスパイ映画という混沌とした設定で、もう登場人物は誰も彼も怪しくて胡散臭くてかなわない。加えて脚本も複雑で、最後のたたみ掛けるような謎の明かし方は頭がこんがらがってしまいます。(個人的にはミスリードは上手かったと思います)ただ、傷つきながらもパワフルに突き進んでいくセロン姉さんにくっ付いていけばなんとかなる、そしてそういう新しいヒロインが出てきたことに意味があるようにも思いますね。

同じ女性が戦う映画というところではゴースト・イン・ザ・シェルがありましたが、まあアカンという感じでした。内容やビジュアルともにGHOST IN THE SHELL(つまり押井版)とブレード・ランナーをごった煮したような、二つの意味で「未来観」を全く更新していない、それで今さら映画化する必要あったのかというツッコミはさることながら、少佐のキャラクターも微妙。ホワイトウォッシュがどうとかいうのはこの際置いておきますが、問題は性格の描き方ですよ。原作なんかは特にそうですが、少佐は結構冗談も言うようなユーモアの溢れたキャラクターです。しかし今作ではなんともWhy so seriousな顔をしくさってるわりに、あのブヨっとした身体と肉襦袢の滑稽さが相反していて締まりがない。アクションにもキレがない。たけしの声も聞き取れない。これじゃあAKIRAのハリウッド映画化もどうなることやら…。

 

第8位 「哭声」

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韓国映画枠です。今年に見た新作の韓国映画はアシュラとオクジャを併せた3本だけですが、旧作を含めたら全部で12本見ていました。韓国映画、見なきゃいけないなあと思いながらも、過去の映画を掘っていく上ではやっぱりアメリカ映画(洋画)の優先度が高いだろうと半ば放置していたんですよ。しかし回りに韓国朝鮮に造詣が深い方々がいるので、もうウダウダ言ってられないなということで結構韓国映画を見たのがやはりどれも面白かったので総合して韓国映画代表=哭声ということにさせていただきました。特に今年は、哭声/アシュラ/お嬢さんとヤバメな映画が三本同時に公開が始まったのがモチベーションにも影響を与えました。お嬢さんだけ見られていないのでそれが心残りですが。

アシュラは良くも悪くもアクション映画として突出していて、韓国映画の持つ独特のバイブスみたいなものは比較的薄かったと思います。その点哭声はイヤ~な空気感といいどんどん話が変な方向に転がっていく感じといい、今年韓国映画を見てビビっときたところが集約されていました。後は雑に美味そうに飯を食うシーン。特に哭声は見終わっても結局何がどうなっていたのか置いてけぼりにされるような迫力に満ちていたのがよかったですね。中盤の祈祷バトルはその最高潮。光の霊媒師と闇の霊媒師がお互い汗だくになりながら祝詞を唱えて動物の首を切ったりしてるだけで、とにかくコイツらはバトってるんだという説得力があるので、ともすれば滑稽に映りかねないところを成立させるその力量に感服しました。

ちなみに今年見た韓国映画で一番好きなのは哀しき獣でした。

 

第7位 「ブレードランナー2049」

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ブレードランナーの続編です。これは見終わってしばらくの間は、まとまりがよすぎるといいますか、「まあ、普通に続編としてよくできてるけどね」くらいなスタンスでいたんですが、某スター・ウォーズ/最後のジェダイを見てダークサイドに叩き落されたことで「よくできてますね…(シミジミ」に変わってしまいました。

最後のジェダイが「新しいことに挑戦している」と絶賛される一方ではビジュアル的には過去シリーズをトレスしているのとは対照的に、ブレランでは過去作のイメージはそのままに、世界観といいますか、その世界の広がりを描こうと頑張っていたように思います。ロサンゼルスが都市として過剰に膨れ上がっている傍ら、そこに電力を供給したり、そこから出たゴミを処理したりする場所もあるわけです。また、そんな世界では環境が破壊され異常気象が進行している。現在と比すればさらなる繁栄があったであろうラスベガス、しかしそれも”2049”年からすれば過去の栄光に過ぎない。単純なディストピアにとどまらず、現在の世界と、そしてブレードランナー(82年)の作品世界と地続きの未来像の提示、そしてそこに必然性があるというスマートさだけでも素晴らしいと言えましょう。

また、最後のジェダイと共通したテーマにアイデンティティの問題がある。つまり、「自分は何者なのか」「自分は何をすべきなのか」「自分はトクベツな存在なのではないか」という自意識の問題です。結論としては、どちらもひとつ同じ結末を迎えるわけですが、やはりそこには差があるような気がします。スターウォーズにおいては、基本的にフォースの覚醒で伏線は投げっぱなしにされてしまったわけですが、特にレイの出自というのは最後のジェダイのストーリー内でもクリフハンガー的に引っ張られていました。しかしそのオチは「血筋の物語になってしまったスターウォーズに革命を起こしてるんだ!」で全肯定するにはお粗末すぎました。(何者でもなく凡人だった、ということ自体を否定するつもりはありませんよ)というのも、ブレランにおいてはそれ自体が重要な作品テーマになっていた上に、いくつも伏線を張り、丁寧に結末へと積み上げていっていました。それに、トクベツな存在ではないとしても、「何者であるかということよりも、何をするかが重要である」という普遍的なメッセージに昇華していく過程は、Kの哀れなキャラクターと相まって感動的だったからです。しかし、2作に渡ってポンと雑に謎を提示したくせに、意外性を出したいという意図だけが先行し、「フォースの力で分かると思うけど君の両親は凡人だよw」(そもそもフォースでそんなことまでできるのかよ)と唐突に言われても冷めるだけです。加えていえば、レイは凡人というけれども天才的なフォース・センシティブなわけですし、単調な日常を過ごすサラリーマン(同族殺し)のように描かれていたKと比べると、スカベンジャーとして人里離れた暮らしをする様子もどこか現代人として気楽に見えます。そもそもタトゥイーンで農業を営むルークのイメージをそのままトレスしただけというところに苦しい感じはありますが、JJの意図を離れてライアン・ジョンソンカマシが交じり合った結果、なんとも不協和音なオチにしかならなかったのかなという感想です。

途中から最後のジェダイの悪口になってしまったのでここら辺で切り上げますが、ブレードランナー2049はSFやサイバーパンク、あるいはディストピアを描いた映像作品としての更新にもうまくいっていますし、前作ではあまり描かれなかったキャラクターの掘り下げ、本作品自体のテーマへの決着のつけ方と、どれも素晴らしいことに疑いはありません。

 

第6位 「ハクソー・リッジ

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戦争映画枠&アンドリュー・ガーフィールド宗教映画=沈黙との抱き合わせ枠です。

 まず映画の脚本としてお手本のようによくできていましたね。三幕構成の模範解答といってもいいのではないしょうか。はじめに主人公はどういう人間なのか、どういうバックボーンがありどうやって生きてきたのか、そしてどういう時代背景で物語が進んでいくのかというのを説明。つぎにフルメタル・ジャケットを思い出すような理不尽な教官のシゴキと軍隊特有のイジメで主人公はどん底に落とされ試練を課される。それは単に肉体的な苦痛にとどまらず、ドスの信仰そのものを試す、まさしく沈黙と同じようなテーマに片足を突っ込むわけですが、最後には法廷劇という展開の捻りで飽きさせない上に父親との和解という中くらいのカタルシスで物語は上昇を始める。ラストに舞台は沖縄戦へと移り、そこでは中盤に押さえつけられていた主人公の精神や、それを見ていた我々観客の期待を爆発させたような大迫力かつ大残虐な戦闘シーンがこれでもかと炸裂します。実際に大量の火薬を使った爆発の迫力や、プライベート・ライアンに勝るとも劣らない人体破壊描写の凄まじさはさることながら、現代的な演出やカットがそこに新しい興奮を盛り込んでいてとても新鮮でした。主人公は戦わないのに(戦わないからこそ?)これまでの戦争映画にないフレッシュさがあったこともよかったです。

 

第5位 「アウトレイジ/最終章」

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全員死刑とのコメディバイオレンスヤクザ映画抱き合わせ枠です。

いや~面白いですね。笑いあり、暴力あり。やっぱりただ暴力をてんこ盛りにしても締まらないというか、ある種笑いを入れて空気を弛緩させることで、そのギャップがより暴力の恐ろしさを際立てる(コメディシーンの面白さもしかり)というのがありますよね。大杉漣のキャラクターはやりすぎ感がなくもなかったですが、コメディリリーフとしては悪くなかったです。ちなみに自分が一番好きなのは張会長に塩見三省ピエール瀧が詫びを入れに行くシーンです。(「何でチンピラ一人死んだくらいで500万も払わなあかんねん。どさんぴんやないかいっ!」「おいゴラァ…!」→「なんやアイツ日本語喋れたんかいな…」の流れが張会長の怖さとコメディの面白さが合わさって最高のシーンでした)

塩見三省さんが前作に比べて弱弱しかったのは残念でしたが、西田敏行は逆により風格が出ていたように思いますね。張会長率いる韓国ヤクザグループはシンプルにみんな格好良くてしびれました。大友のけじめのつけ方は、やはり音楽や画面の雰囲気がソナチネに回帰していることもあり、予想されるものではありましたが、それまで血の描写が抑えられていたことやキタノブルーとのコントラストと相まってかなりショッキングでした。

アウトレイジ北野武フィルモグラフィー的に見て抽象的で芸術的な路線に回帰しているところもあった一方で、全員死刑はいい意味で卑近で俗悪でした。最初のシーンで仁義なき戦いのテーマが流れたところからテンションはMAXになってしまったんですが、そこから常に下がることなく笑いと暴力の波状攻撃を食らい続け一秒も退屈しませんでしたね。どちらも最高です。

 

第4位 「ゲット・アウト

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黒人映画枠ですね。ムーンライト、ドリーム、ブライト。今年はサークルの関係で黒人の権利運動やら差別問題なんかを調べていたのでどれも身近に感じられて面白かったです。他の3作は割りとシンプルにそういった問題意識やマイノリティについて描こうとしていたのに対し、ゲット・アウトはホラーという作品の都合上ツイストをかけることが求められるので、かなり人種差別というテーマに対しても重層的というか、伏線の回収なんかも凝っていてすっかり騙されました。

黒人差別を取り扱った映画ということで、こっちもすっかり脳のスイッチをそっちに切り替えて「さあどう調理するんだ」と臨んで見に行ったわけですが、そんな単純なものではなかった。むしろそういった意識を逆手にとって、ステレオタイプな黒人像(運動神経抜群、歌やダンスがうまい、セックスが野生的)という別の差別の形を浮かび上がらせるやり方は実にスマートで膝を打つこと必見。ホラー部分の話にしても、単に人種差別の怖さというよりかは、見知らぬ土地に迷い込んだときの恐怖や、恋人(いたことないけど)や友達の家に遊びにいったときに感じる素朴な居心地の悪さという誰でも経験したことあるような感覚が通低音としてあるので、お化け屋敷的な「ワッ!」とやるホラーとも明らかに質が違って全編に渡り常に気味が悪いのもいいねポイントです。

 

第3位 「メッセージ」

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今年もっとも作品単体の完成度や名作度みたいなものが高かった作品を聞かれたらこれになると思います。上半期の映画の感想にも書きましたが、まずSF映画としての”リアリティ”がすごいですね。もちろんビジュアル的なところや作品内リアリティに関してもそうですが、サピア=ウォーフの仮説を利用した大掛かりな伏線は、脚本としての面白さもさることながら、この映画の幻想的で美しい映像という一見SFとは相反する要素とも見事にマッチしていて素晴らしかったです。

SF映画として科学(あるいは言語学)の考証がどうだとか分からないなりにも楽しめるポイントはあるわけですが、そういった形而下的なアプローチの連続の果てにたどり着く結末というのがとても形而上的といいますか、理屈を超えた先にある現在の肯定というというのはとても感動しました。

 

第2位 「IT」

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スティーブン・キング原作のホラー映画です。というよりストレンジャー・シングスです。ストレンジャー・シングスはNETFLIXのオリジナルドラマです。最高です。

はい。もちろんITそのものも最高でした。これもまた単純に「ワッ!」というお化け屋敷ホラーでなく、子供たちのトラウマに根ざした恐怖が描かれているところにストーリーの核心があります。つまり、この映画はまさにイニシエーションを描いており、子供たちは子供であるが故のトラウマ(ピエロなんて大人でも怖いけど)を自分たちで協力して打ち勝っていくというジュブナイル作品なのです。それ故に作品を通してさわやかな風が吹いており、ジメジメしたポスターとは対照的に、観賞後の爽快感も今年で一番でした。

ストレンジャー・シングスと併せて見るともれなく「自分を80年代アメリカで生活している少年だと思い込んでいる精神異常者」になれます。おすすめです。

 

第1位 「ナイスガイズ!」

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昨年も一位にした気がしますが、知りません。

探偵モノで、伏線やストーリーもしっかりしていて、ギャグも楽しくて、ヒロインがめちゃくちゃ可愛い。それで十分じゃないでしょうか。とまあ昨年と同じような感想しか出てこないんですが、改めて、今年も見てみて感じたことというのがみっつほどあります。

ひとつはこの作品のテーマの肝である自動車産業についてです。あまりネタバレしても仕方がないので最小限にとどめますが、最後の最後のシーンで、アメリカの自動車産業は日本車に取って代わられるということをにおわして終わる本作ですが、そこからあまり時間も経たずにラ・ラ・ランドを見たところ、「みんながプリウスに乗ってパーティに来ているので自分のプリウスをどこに停めたか分からない」というシークエンスがあり、ロサンゼルスを舞台にしたライアン・ゴズリング主演の両作品のシンクロニシティにビックリしました。昨年にしたまちコメディ映画祭(映画秘宝祭り)でナイスガイズ!を見たときは額面どおりにしか受け止められなかったんですが、こう立て続けに見せられるとその深刻さ?というかインパクトというのが分かるような気がします。

ふたつめはライアン・ゴズリングの演技。やはり昨年見たときははっちゃけてるなあとしか思わなかったんですが、TOP10に入っているライアン・ゴズリング主演の二作品=ブレードランナー2049、ラ・ラ・ランドでは、ナイーブでセンシティブでオタク感が漂う彼(ドライブ以降そういう役が多いんですかね?)を続けて見せられると、ナイスガイズの楽しそうな演技が本当に楽しそうで見てるこっちまで楽しくなってくるんですよね。ぜひメイキングも見たいのでDVDの購入を考えております。

そして最後にみっつめは、スパイダーマン:ホームカミングを見て感じたことなんですが、アンガーリー・ライスちゃんがやっぱり可愛いということです。本作でも生意気可愛い美少女を演じたライスちゃんですが、スパイダーマンのほうでも「付き合うならソー、結婚するならアイアンマンね」と如何にもマセガキが言いそうなセリフをサラっと言ってのけるライスちゃんがとても可愛かったです。

 

〈小まとめ〉

とりあえずTOP10はこんな感じです。といっても元来僕は映画に点数をつけたりするのが好きではないし、得意でないたちなので、○○枠といってごまかしたり、気分なんかで適当に決めている節がありますからあまりたいした意味はありません。あしからず。

TOP10に入らない個々の映画に対してもまだ言いたいことのひとつやふたつはありますが、一区切りついたのでこの辺で一度しめさせていただきます。