おかしなガムボール~ママさん回まとめ_シーズン1~
「おかしなガムボール」のニコル・ワタソンこと、ママさんのキャラクターが多少なりとも掘り下げられる、ママさん好き的に見どころのある回を備忘録としてまとめておきます。
#2「家族改造プログラム」
序盤はあまりママさんに焦点があたる話はない。この回はママさんのワーカホリックっぽいところが少しだけ取り上げられる。
ソファに座ってゆっくりしようとするも、落ち着かずに指をぴろぴろ。
家じゅうを3回も掃除したり、わざと花瓶を割って仕事を増やすなど、若干の異常性が垣間見える。
#6「空手マスタードの夢」
空手マスターになりたい息子を過剰に心配する回。
「あんた他の習い事も続かなかったじゃないの」と進研ゼミの漫画みたいなセリフを言うママさん。ガムボールのハチマキが『ベスト・キッド』仕様。
まだ常識人キャラっぽいけど、自分の世界に入り込んでしまうあたりのちょっとした「この人大丈夫か?」感が漂う
幼少期のママさん。かつてタオルをマントに見立てて騎士ごっこをしていたリチャード(夫、パパさん)がクラスメイトたちにバカにされていた経験から、息子の空手マスターごっこを心配していたことが判明。
#10「ダーウィンは天才?」
ちょっとしたきっかけで天才児と間違われたダーウィン(元ペットだけど一応ガムボールの兄弟?)が政府機関に連れ去られてしまった回。
ダーウィンに体の色が似ている学校の用務員ロッキーを攫ってきて息子替わりに。
ここら辺からママさんの子供たちへの愛情が狂気との間で反復横跳びし出す。
#12「のけものクラブの復讐」
休日に学校で開講されている趣味クラブに参加するワタソン一家。
ガムボールだけ、どこのクラブにも入れず。さらにのけものクラブからは入会を断られた上に、ガムボールに恥をかかすイタズラを画策される。家族をバカにした人は絶対に許せないママさん主導で、ワタソン家vsのけものクラブの戦いがはじまる。
アンガーマネジメントのクラブに通っているのに怒りの暴力衝動が抑えきれないママさん。多分この回からママさんが壊れ始める。
#13「ミス・シーミアンのトモダチ作戦」
子供たちの通うエルモア小学校の副校長のミス・シーミアンは、生徒からの推薦が必要な「人気賞」のトロフィー欲しさにガムボールたちにすり寄るが…。
孤独なヒロインを演じて同情を誘うミス・シーミアン。しかしママさんだけ厳しい視線を向ける。
ママさん、実は幼少時からミス・シーミアンにいじめられていた悲しい過去。
いきなり出てきては笑われる。
プロムでも。
結婚式にもヤジを飛ばされる。
そんな経験から「ルーザー」と嗤われるのに我慢ならないママさん。ついにミス・シーミアンの企みが露見し、推薦状を巡ってカーチェイスに。
一件落着。笑顔のママさん。
#14「ママの誕生日とスプーン強盗」
ママの誕生日。プレゼントを買い忘れたリチャードは、息子たちに代わりに買いに行かせることにするが…。
(こんなに可愛いママさんの誕生日プレゼントを買い忘れるのもどうかしてるんだけど、)夜遅い時間に子供たちだけでプレゼントを買いに行かせる(それも自分ではなくガムボールたちが買い忘れたんだと嘘をついて)リチャードに激怒するママさん。
スーパーでスプーン強盗と鉢合わせてしまったガムボールたち。追いついたワタソン家全員も参加して強盗と対決。善戦するも追い詰められた息子たちを嘲笑うスプーン強盗を背後からの一突きで倒すママさん。やっぱり「ルーザー」と言われると怒りが爆発してしまう模様。ところで、このスーパーマーケットで色んな商品を利用しながら戦うシーンってアメリカ映画によくあるけど(最近見た映画だと『グレムリン』『ジングル・オール・ザ・ウェイ』『ホット・ファズ』(はイギリス映画だけど)にあった)、日本のフィクション作品では全然見ないよね。
状況的にアウト。
誤ってぶち込まれてしまった留置場で誕生日パーティ。
スプーン強盗が捕まりママさんの疑いが晴れる。最後は暴力でけじめをつけさせるあたり、キャラクターが定着してしまった感じがある。
#15「ミスター・ロビンソンの車のナゾ」
ガムボールが洗おうとスポンジで触れただけで大破してしまったロビンソンさんの車。その原因とは…。
毎日遅くまで仕事の上、おそらく家事も担っているママさん。リチャードは規格外のバカということで、ここまではなあなあで済まされているんだけど、流石にニコルが可哀そう。ということで寝不足の中、アナイスに連れられてお出かけすることに。
ロビンソンさんの車が大破した原因の一端はママさんがバックするときにぶつけてしまったことだった。一応おバカな夫や息子と比べて常識人的な立ち位置ではあるんだけど、ガムボールのドジっ子・不運あたりの要素はママさん譲りでもある。
#16「余計なことしないで、ママ」
「誰もかまってくれない!」というガムボールの不満を受け、学校に着いてきちゃったママさん。ほとんど狂気。
ここまでコテコテの”ママ”感を出してきたのは初かも。新鮮な回。
ちょっと、いいの?
これ?
「あ~んして?」とママさん。
最初は反発するも後半は甘えっぱなしのガムボール。
#17「ヘルメット争奪戦!」「ティナVSガムボール」
幸運をもたらす銀紙の兜を巡って家族がいがみ合う話。
リチャードに騙されていたことに気が付き、会社の面接で大暴れ。『ファイトクラブ』か?
常識人キャラではあるものの、ママさんも”こっち側”であることが示されるシーン。
Bパート。恐竜の同級生ティナにガムボールがいじめられているということで、乗り込むシーン。
何かあるとすぐに車を走らせて敵のもとに駆け付けるママさん。
そして暴力に頼るな。
#18「覚悟を決めて!?」
ダラダラする息子を暴力で脅すママさん。
息子がレンタルDVDの延滞をしていることに気が付く。
ママにバレてビビる息子との追いかけっこ。
仲直り。
破壊したDVDの弁償代25ドルに加え、延滞料金700ドルも請求されて逃走するママさん。やっぱり蛙の子は蛙。
以上シーズン1。