日記⑩

10/23

芸カ行った。

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はじめて買ったサークルの。

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いつも買ってるサークルの。有栖川おとめIDステッカーを毎回買ってる。今日も買ったらサークル主さんに「え、大丈夫ですか?」って言われた(頭がってコト?)。↓中身参考までに。正直最悪ここだけ買えたらいいかなという感がある。


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合同イラストブック。

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合同本は単価が高いので、運賃+入場料を払ってる身としては、そのコストに見合った買い物をした気になれるのがありがたい。とはいえ、寄稿者の絵柄・作風がどれほど好みに合っているかという部分ではギャンブル性も高いのが難。


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この本はどれも極好(ジーハオ)。

 

帰りにポケセンで色違いザシアンを受け取ってフードコートで油潑麺食べて駅前で山本太郎見た。

 

10/24

風邪を引いてダウン。

 

10/25

風邪を引いてダウン。

何もする気が起きないのでイカゲーム一気見した。単にエンタメとして見れば普通に面白いってくらい。例えばストレンジャー・シングスとかマインド・ハンターとか、自分の好きなネトフリオリジナルドラマと比べて、並ぶくらいにクオリティが高いかというとそういうことはないんだけど、部分部分でおっと思わせるナニを持ってるのは今の韓国エンタメにしかない見どころかもしれない。

 

10/26

早稲田文学「ホラーのリアリティ」を読み進めてる。感情史の勉強を進めてるせいか素直に面白がれない。

感情の定義どうなってんの?恐怖の本質ってそこ?なんでその感覚を自然化されたものとして扱ってんの?情動と区別できてる?等々。

面白がれないというか、面白いだけ?というか。本質的なところに切り込まず思弁的な連想ゲームでグルグルしてんねというか。

 

10/27

『キャンディマン』見た。前半は本作が”都市伝説”をテーマにしていることとジェントリフィケーションによる都市の変容をうまく織り交ぜてストーリーを展開していくのが上手い。後半は、ことアメリカにおいてジェントリフィケーションが都市問題、つまりセグリゲーションやダウンタウンのプロジェクト(貧困層向け集合住宅)といった人種問題と密接に関わっていることが主題に。BLMもまたそれらの問題と関りの深い現象ではあるし、コンテクストを知っていれば理解はできるんだけど、その前半と後半、特に終盤に至る展開のスイッチが唐突すぎる気もする。

 

10/28

購入。

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現代思想は今月のルッキズム特集号を買おうかと思ってたんだけど、本屋でぱらぱら立ち読みしたら、やっぱり内容がある容姿や装いを特定のジェンダーセクシャリティ、レイスと結びつけることの問題を論じているものが多数で、ある程度分かっている(つもり)のでそそられない。

感情史は感情研究全般を一応の土台としているので、必然的に脳科学神経科学や、生物学や実験心理学の知見に触れることになる。なので、自分の今の興味関心的にはルッキズムにしても美醜や認知の問題からアプローチするものがもう少し読みたかったなという感じがあり、ルッキズム特集号より進化論特集号を優先。あとはルッキズムってマイノリティとしてのアイデンティティを持つ人にとってだけ切実なものではないんじゃないの、とか。いつかルッキズム特集号も読むだろうけど。

 

10/29

Twitterの映画界隈の人たちを観測していて、この人たちって、映画からいかにポリティカルにコレクトなメッセージを引き出すかしか考えてないんじゃないかと思えてくる。

もちろんポリティカルコレクトネス(PC)的な人種的フェミニズム的多様性というのは、内容にしろ制作面にしろ、現在のハリウッド娯楽映画のメインストリームにあると言っていいし、そうした映画を読み解く上でPC的なメッセージを適切に受け取る必要があるのは確かだろうけど。でも、やっぱりそれって映画そのものしかり、ファンコミュニティしかり、PC的であることが求められるからってだけで、要するにそういうハビトゥスが求められる「場」のルールに乗っかってるだけじゃんと思う。

別に「お前らお利口ぶってるリベラルの欺瞞」みたいなことじゃなくて、むしろ逆というか。映画秘宝のことホモソとかdisってるけど10年、20年前だったらお前ら全員そっち側だったんじゃねーのみたいな。だってファンコミュニティの「場」のルールに合わせてるだけだもん。

まぁ偏見に基づいた放言だと思ってくれて構わないんだけど。そういう映画ファンって本読まないじゃん。アカデミックな議論にも関心ないし。PC的なテーマのある映画見て感動してPC的な価値観を内面化してPC的なファンコミュニティで答え合わせして。でも本(例えばフェミニズムとか人種研究とか)は読まない。本読めば偉いってことではなくて、映画それ自体とファンコミュニティで完結してるよねってこと。じゃあやっぱり業界とファンコミュニティのモードに従ってるだけじゃんねって。まぁ、作り手のメッセージを適切に受け取れるだけかなり上等ではあるかも。

すっごいしょーもないことなので詳細は書かないけど、ある有名映画ライターがやってるYoutubeチャンネルがあって、それがやっぱり『最後の決闘裁判』の話とかもしてるわけ。当然フェミニズム的なテーマを良きものとして語ってるわけだけど、そのチャンネル内で映画の関係ない話ではゴリゴリに女性蔑視的な冗談とか言ってて、ファンコミュニティの人間も特にそれを指摘しないみたいな。

結局お前ら「映画からポリティカルコレクトネスなメッセージを引き出す」ゲームやってるだけかよって思いますね。なんか文化は大切だとか抜かして維新批判したりしてるけどさ、リベラルやるなら本気でやれよな。

 

10/30

『インタビュー・ウィズ・バンパイア』。文庫版の解説に書いてあったことだけど、この映画本当に「ポーの一族」っぽい。トムもブラピもフランス系の設定で、怪異が旧大陸、それもフランスから持ち込まれるものとされているあたりは示唆にとんでいる。幾度か映されるマルディグラの情景とか。個人的にブラピのインタビューのテープを聞いたトムが「こいつまだこんな感傷的なこと言ってんのかよ」とツッコンで雰囲気がガラっと変わってエンディングに入るラストがすごい好き。

 

10/31

『ニューミュータント』見た。非ディズニーのX-Menフランチャイズ最終作。ホラー基調の作風はフレッシュだし、ジュブナイルなカラーも悪くはないけど、概ねぼんやりしていて残念。もっとうまいやりようあっただろ〜と思いつつ、MCUでもDCEUでもないアメコミヒーロー映画ってちょうど良く肩の力を抜いて見れるというか、なんだかたまに見たくなる。『ヴェノム』が妙にウケてるのもそういうことだと思う。